97:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:44:33.94 ID:I+fdqcufo
「そう。うぬは眷属、吸血鬼となったのじゃ。さて、従僕よ」
彼女は笑った。
今までの子どもじみた言動が嘘だったかのように。
顔はまだちょっと赤かったけれども、それでもやっぱり別人のように。
凄惨に、笑った。
「ようこそ、夜の世界へ」
…………結局、ぼくは、人生を終えることは叶わなかったというわけだ。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
いや、人間をやめた、やめさせられたのだから、「人」生は終わったのかも知れないが。
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