96:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:42:29.88 ID:I+fdqcufo
「け、眷属を造るのは四百年ぶり二回目じゃったが、まあその回復力を見る限りにおいて、
うまくいったようじゃな。暴走する様子もなさそうじゃ。なかなか眼を覚まさんから心配したぞ」
「心配してくれたんだ。ありがとう」
「………………」
カアァっと音が聞こえるんじゃないかってくらいに、少女は顔を更に真っ赤にさせる。
「ところで、眷属って何?」
「その、なんというか、しもべ、従者みたいな感じじゃ」
「ま、まあ、かぞ――という意味もあるかの……」と、少女はごにょごにょと答えた。
従者、か。それはつまり――
「つまり、ぼくも吸血鬼になったってことか」
それほど詳しいわけではないが、というか、あまり知らないのだが、確か、吸血鬼の血
を浴びると、ゾンビになるんだったっけ?
それの応用で、吸血鬼を作りだしたってことか?
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