81:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:14:32.74 ID:I+fdqcufo
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人間以外の動植物が、考えて行動しているか、理性を持っているかどうかについての議
論は、生物学者に任せることにして。
今回はその逆。人間が本当に考えて行動しているか、理性を持っているかどうかについ
て考えてみよう。
人間は考えながら生きていると言えるかどうか、これはおそらくイエスだ。
人が考えなしに生きていけるわけがない。
じゃあまったく考えないで、もしくは、逆に常に考えながら生きている人間がいるだろうか?
答えはもちろんノーだ。両方とも機械にしかおそらくできないだろう。
お次は理性について考えてみよう。
これも先程の回答と同じだ。人は本能のままに行動することもあれば、自分に枷をする
ことだってある。
この二つから、ぼくが何を言いたいかというと、人間と他の動物との間に明確な差異が
あるとすれば、それは、自らバランスをとろうと試みているかどうかだと思う。
いや、ぼくは生物学にそこまで精通してるわけじゃないので、もしかしたら動物の中に
も必死にバランスをとっているものもいるかもしれないが、そこは問題ではない。
ここで問題なのは、人間が意識的にせよ、無意識的にせよ、バランスをとろうとしてい
ることだ。
バランスをとろうとして、失敗していることだ。
人間以外の動物は、どんなことであれ、失敗はイーコールで死につながるが、人間は
失敗したところで死なない。ほとんどの場合終わらない。
今生きている動物のほとんどが失敗をしていない中で、人間だけが、全種が全種、全
員が全員失敗をしている。
生き恥を晒し続けているのは人間だけなのだ。
この主張に対して、「どんなに失敗しても生き続けることができる人間は、やはり他の
動物よりも優れている」と、人間主義者は述べるかもしれないが、ぼくはこうも思う。
恥じながら生きるくらいなら、死んだほうがマシなのではないか。
致命傷を負った時点で、死ぬべきではないのか、と。
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