77:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:07:38.79 ID:I+fdqcufo
「はあ」とぼくは溜息を吐いた。自然にそれは出てきた。こんなやつ助けたところでどうにも
ならないが、助けなかったところで何も変わらない。ぼくの命が――失われるだけだ――
終わるだけだ――どう転んだところで、何も変わらないのは彼女の運命などではなく、ぼくの
命運だったか。
どこにいようとも、死ぬ運命。
まったく、なんて、なんて戯言。
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