252:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 02:05:31.83 ID:znhwGlXXo
思わず、ゾッとする――不意打ちであんな蹴りをかまされて、まともに食らっていたら、
ぼくの身体はどうなっていたことか。いや、ぼくの身体はどうでもいい。問題は逆立ち状態で、
何が起きているのかわからない状態で不意打ちの蹴りを食らったら、はたしてその時、ぼくは
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意識を保てていただろうか?
また、どこか甘く考えていた。何回死んでも、最終的にドラマツルギーを倒せればそれでいいと。
敗北条件を見誤っていた。
そう、ぼくは死なない。だから、致命傷を食らうことは問題ではない。ここまでは正しい。
じゃあぼくの敗北条件は、降参しないことだけなのかといえば、それは違う。ぼくの現在の
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敗北条件は戦闘中に気絶しないこと、または、ドラマツルギーにつかまって、追い込まれて、
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降参するまでなにもできずに殺され続ける状況に追い込まれること。
そうすると、そうなると……。
「このままでは、やっぱり勝てないか」
相手のリーチを、自分の不利をそのままにしたままでは、勝てない。
どうしても、今、この戦力差を埋める方法を思いつかなくては……。
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