キスショット「これも、また、戯言か」
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153:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 22:58:32.29 ID:ntvrM9VEo

 言って、エピソードは、その巨大な十字架を構える。エピソードとギロチンカッターには、

どうあってもぼくを見逃す気は無いらしい。ならば、あと、話が通じそうなのは。

「いやいやいやいやいやいやいやいや。まっ、待ってください。えーと、その、ドラマツルギ

ーさん、ですよね? そう、あなた、あなたはどう思ってるですか? ビジネスマンとして、

一流の狩人として、生まれたばかりの吸血鬼を相手取るというのは、あなたの心情として

はどうなんですか?」

 獅子は兎を狩るのにも全力を出す、というが、そもそも絶対的な強者である獅子が兎に

手を出すというのは、同じ土俵に立つというのは、獅子にとっても屈辱なはずだ。なるべく

ならば戦いにすらなりたくないに違いない。誇り高きビジネスマンであるのならばこんな

戦いには参加しないのではなんて考えていたのだがドラマツルギーは「どうも、ビジネス

マンというのを貴様は履き違えているようだな」と、むしろ心外であるように言って、大剣の

両手を構える。



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