144:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 22:38:40.05 ID:ntvrM9VEo
「そんなうまくいくかねえ」
なんだか乗せられてしまったような気がする。
まあ流されに流されるのはいつもの通りなのだけれど。
その結果、いつものパターンで悲惨な結末を迎えるのは今回も避けたい(一応毎回
避けたいとは思っている)。
「ぼくの人生何事か上手くいったことなんて、一度もないのだけれどなあ」
なんて戯言めいた愚痴をぼやきつつぼんやり歩いていると、三叉路に差し掛かった。
分岐点、選択肢。
右に行くか左に行くかなんて、サイコロ転がすようなものだから、適当に行ってしまって
いいのだが、なぜか気になって、立ち止まってしまう。
なんとなく、、嫌な予感がする。ここの選択いかんによっては、ぼくの生死が分かれる。
そんな気配がした。
右と左、なんの推理の余地もない、理不尽な選択に迷って、いや、迷おうとして、気づく。
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