アムロ「女性にしか扱えない兵器か...」【クロスオーバー】
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44:名無しNIPPER[sage]
2016/05/10(火) 21:30:17.08 ID:+N6EBn2F0
それから何十分経過しただろうか。
新たに渡された資料も粗方目を通し、うつらうつらしていたところで織斑先生が帰ってきた。

千冬「喜べ、レイ。お前のIS学園の入学が決まった」

千冬「規則にも書いてあっただろうが、ここは外部からの影響は一切無いと言っても過言ではない」

千冬「しかし世間はレイを放っておくことはすまい」

アムロ「要は、俺の親戚が世界中に溢れかえるということか」

アムロ「当然俺は自分の家族なんて覚えていない。そういうのは全部嘘だと思ってくれれば」

千冬「察しが早くて助かる。明日にはお前の存在が世界中に知れ渡るだろう」

千冬「それだけ危険性を理解していれば、大丈夫だろうな」

千冬「それとだな...レイの専用機の事についてだ」

アムロ「俺はぽっと出のダークホースだろう?そんなに都合よく提供してくれる企業があるんですか?」

千冬「無いだろうな。あったとしても新製品のテストか、ISを用いてバイタルデータを解析するかだ」

千冬「そんな危険な事は生徒にはさせん。人道的な観点からも許されることではない」

アムロ「しばらくは訓練機を使うことになるんですね」

千冬「そうだ。しかし、半年程もあれば安全な専用機が配備されるはずだ。それまでの辛抱だな」

アムロ「欲を言えば身の安全は確保したいから、とっとと配備されてほしいが...」

アムロ「されてもモルモット扱いか。色々と大変なんだな」

千冬「そこまで理解できていて、大人をからかうんじゃない」

そこまで話してから、少し息を吐く。
眠気が抜けきっていないこともあって、まだ少し頭の回転が鈍い。

アムロ「本題の俺の部屋については?」

千冬「入学式までの数日間は上級生との相部屋となる。スパイではないから安心しろ」

千冬(むしろ完全無欠にスパイ過ぎて警戒する必要が無い、というのが正しいのだがな)

千冬「入学式までには正式な部屋割りを決めておくから覚えておけ」

アムロ「ありがとうございます。俺もへまを踏むことが無いように気を付けますよ」

千冬「話も纏まったことだ。早速だが部屋に案内してやろう」

千冬「拘束されながら寝るほどだ。余程疲れているんだろ?」

アムロ「ン、それもそうだな。遠慮なく案内されますよ」

案内されるとなった途端、背後の視線が消えたが何があるのだろう。
ともかく、織斑先生に案内されるまま校内を歩いていた。


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