アムロ「女性にしか扱えない兵器か...」【クロスオーバー】
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193: ◆eIXIH1pnXg
2016/06/14(火) 21:36:32.92 ID:gS4P7mGm0
顔を洗って俺の中で燻っていた黒い衝動を落ち着ける。ついでに目も覚めてきた。
俺も男だ。少しは発散しておかないと、これから辛いかもしれない。
何せ嫌でも女性と関わることになるのだ。うっかり、貪欲な男だと思われるようなことをしでかすのは勘弁したい。

さっぱりして洗面所から出ると、既に制服に早着替えしている更識がいた。
着替えの時間的に水着の上から制服を着ただけの気もする。

アムロ「更識も、少しは落ち着いたかい?」

楯無「『も』ってことはアムロくんも少しは感じることがあったのね?」

アムロ「揚げ足を取らなくていい」

楯無「キャー、襲われるー」

アムロ「勘弁してくれ。入学前から性犯罪者扱いなんて洒落にならん」

アムロ「ところで、俺の存在は世界に公開されたのか?」

楯無「あ〜...そのことだけど、まだ伏せておこうってことで明日公開するわ」

アムロ「俺には関係無いことだから、特に気にはしない」

楯無「あら、また家族に会えるかもしれないのよ?関係無いとは言い切れないんじゃない?」

アムロ「いくら家族だったとしても、俺が覚えていなければ、赤の他人と変わらないさ」

アムロ(つい口走っちまった。更識に不審に思われるのは危険だ)

アムロ(更識なら、時間をかければ直ぐに俺の正体を突き止めるはずだ)

何しろ、テレビや新聞を見せないようにして、ある程度違和感が無いように情報統制している。
更識の過度なスキンシップも、そのことから気を逸らす為の一環であるのだろう。
俺に社会を詳しく教えず、学園側が比較的俺を扱いやすくしようとしているのが見え見えだ。
無名の男性搭乗者を今後、国のために利用したいのは理解できるが...
流石に学園も、過去最強の織斑先生の弟を利用するのは躊躇するようだ。

アムロ(それもこれも、連邦に見張られていた時に嫌と言うほど味わったけどな)


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