モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 20:13:41.97 ID:glNSs2qCo
ウロボロスという世界に対するための願いは携えた。
もはや迷いはない。自分自身のためにアーニャは前へと進みだす。
『大きく……なったわね』
そんなどこからともなく聞こえる呟きを背にして、アーニャは光り輝く素霊と共に、公園から溶けるように消えていく。
たどり着くのは一瞬だ。
素霊の循環の流れは、大気の流れ以上にゆっくりで、かつ迅速。
尚且つ、ちょうどその場は素霊が枯渇しており、穴を埋めるために素霊が大量に流入されている地帯となっていた。
「俺としては気に食わない部分もあるが……おおむねシナリオ通りだ」
聞こえてくるのは男の声。
周囲は一転して鬱蒼と茂る森の中。
「いつからかと考えれば、まぁ初めからとも考えられるが……。
それでも、今この瞬間お前はまんまと嵌ったわけだ。
『Шах и мат(チェックメイト)』ってな」
アーニャはその場に現れる。
自身を見つめる『自身』の瞳を超えて、気に寄りかかる男と視線を交わす。
「予防線は張った。
念のために策を講じた。
だがそれでも、俺は信じていた。お前が必ず来るってことを。
ちゃんとした答えを持ってこの場に現れることを、だ」
その姿は満身創痍だが、それでも隊長の顔は勝利を確信していた。
確信をもって詰みだと言い放った。
「お前なら……『お前』に勝てる。
いや……お前じゃなきゃ『お前』に勝てない。
これだけ俺に言わせているんだ。期待外れなら容赦はしない。
俺の伝えることは全て伝えた。与える物はすべて与えた。
だからこそ、お前は『勝てる』。アナスタシア」
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