モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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433: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2017/12/31(日) 10:23:10.27 ID:L6tcVsPXO
 里帰りできずとも、不満があったわけではない。アイドルヒーローの仲間が誕生日を祝ってくれもしたし、二人きりのパーティーも……

「……こっ! 今年は! 帰ろっかな!」

 誰に言ったわけでもなく、何らかの能力者に心の中を覗かれる感覚もなかったが、洋子の顔は赤い。黒衣Pの姿が見えないことは幸運であったろう。
以下略 AAS



434: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2017/12/31(日) 10:26:09.08 ID:L6tcVsPXO
 ◇◇◇

 ネオトーキョーの冬は寒い。
 イツキの生まれ育った獣人界は夏暑く冬寒い、全ての生命に死力を尽くさせる強き大地だったが、ここネオトーキョーも負けず劣らずだ。
 黒衣Pの言うには、特に今年は四年ぶりのデミ氷河期らしい。だからだろうか。彼女の前方5メートルを疾駆するシベリアンハスキー種イヌ獣人は、いやに楽しそうだった。
以下略 AAS



435: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2017/12/31(日) 10:29:17.40 ID:L6tcVsPXO
 今や追う者と追われる者は逆転していた。いくつものビルを跳び渡り、獣人界の匂いはますます強く濃くなっていく。
 やがて視界が開け、眼下には公園。その片隅で「お」「そ」「ば」のノレンを掲げ、ひっそりと佇む屋台こそ、匂いの最も強まる地点であった。

「えっ……? 屋台……?」

以下略 AAS



436: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2017/12/31(日) 10:32:06.40 ID:L6tcVsPXO
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437: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2017/12/31(日) 10:33:41.54 ID:L6tcVsPXO

 絶叫したのはエージェントの方だった。洋子の瞳の光が消えると、恐るべきニューロン破壊能力者マインドトレーサーは仰向けに倒れ、口から白い煙を吐いた。

「プロデューサー、頭大丈夫?」

以下略 AAS



438: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2017/12/31(日) 10:36:34.66 ID:L6tcVsPXO
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439: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2017/12/31(日) 10:38:37.03 ID:L6tcVsPXO
 ◇◇◇

「プロデューサー、頭大丈夫?」

「……言葉足りてねぇぞ。大丈夫だ、おかげさまでな」
以下略 AAS



440: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2017/12/31(日) 10:40:09.10 ID:L6tcVsPXO
 彼はエージェント達の目的を分かってはいない。だが、身を以て味わった何らかの薬物ヌードルこそ眼前敵と深く関わる物と推測できれば、協力する選択肢などあり得ぬ。

「ファイブセンシズ、交渉は無意味だ。排除する方が早い……イヤーッ!」

 ファイブセンシズを押しのけて進み出た小柄な男が、双眸を紫色に光らせた。エボニーコロモの鼻と目から血が流れ、黒子ヒーローマスクから溢れてポタポタと落ちた。
以下略 AAS



441: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2017/12/31(日) 10:43:24.29 ID:L6tcVsPXO
>>436 >>437 >>438 については、>>439 >>440 が正しいものとなります
引き続き、当プログラムをお楽しみください


442: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2017/12/31(日) 10:46:19.50 ID:L6tcVsPXO
 ◇◇◇

「ハアーッ……ハアーッ……何でヨ……オレはこんな、ところ、で……」

 重サイバネの男が投げたダガーはチンサンの左腕を掠めただけのはずだった。だが今、軽トラック改造屋台を運転する彼の身体は酷く痺れ、ほとんど動かなかった。
以下略 AAS



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