79:名無しNIPPER[saga]
2016/10/08(土) 13:40:16.96 ID:LNLwR5m70
そこでお后は、ある日、ガチレズの狩人を呼び寄せて言いました。
はやり「しらつき姫を森の中へつれてって、ピーしてピーしてピーしてきちゃってよ!☆ もうはやり、あのコの顔は二度と見たくない!」
恭子「・・・分かりました」
狩人は言いつけどおり、しらつき姫を森につれていきました。
そして、山を一つ越えたところで、おもむろにしらつき姫の前に膝をつき、こう言ったのです。
恭子「姫様。 実は私はお后様に、姫様をピーするように言われてきたのです」
慕「え?! ピー??」
恭子「あの新しく来たお后は、あなたの美しさに嫉妬しとるんや。 このまま城に戻っても、いつかは殺されてしまうでしょう…」
慕「そ、そんな…」
その狩人は、確かにガチレズでしたが、非常に高貴な精神の持ち主だったので、なんとかしらつき姫を助けたいと思っていました。
恭子「生き延びるには、別の国で暮らすしかありません。 あと山を二つ越えた所まで行けば、隣国の国境があります」
恭子「本当は国境を越えるところまでお送りしたいんやけど… あまり帰りが遅いと怪しまれてしまいます。 ここからは、どうか一人で行ってください」
慕「…分かりました。 ありがとう狩人さん。私、ガンバります!」フンス!
恭子「どうかご無事で…」
しらつき姫は健気にも一人で、岩を踏み越え、いばらをかきわけて森の中を進んでいきました。
しかし、三つ目の山を登っている最中に、とうとう日が暮れてしまったのです。
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