137:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 21:27:57.91 ID:Z+7xsjyT0
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モモはもともと、うんこ嫌いで周りとコミュニケーションをとることを避けながら生きてきました。
しかし、あの麗しい王妃様と別れてからというもの、モモはいっそう、自分の殻に閉じこもるようになりました。
四六時中、お城の窓際に座って、ボーッと外を眺めているようになりました。
彼女の三人の姉たちはそんな妹を心配し、漫画やら美味しいケーキやらプロ麻雀せんべいカードやらを持ってきて気を引こうとしましたが、モモはもう、そんな姉たちに目もくれませんでした。
モモ(…今頃あの人は、何をしてるんっすかね…)ボー…
モモ(あの綺麗で優しい微笑みを、他の女たちに振りまいてるんっすかね…)
モモ(・・・一度でもいい。 あの人と目を見つめ合いながら、微笑みをかわしながら、おしゃべりをしてみたいっす…)
モモは、ゆみを帰してあげる時は、もうゆみのことを忘れるつもりでいました。
しかし、そう思えば思うほど、モモの頭の中には、ゆみの優しい声とあの素敵な笑顔が浮かんでくるのでした。
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