138:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 21:28:55.75 ID:Z+7xsjyT0
モモ(・・・もう我慢できないっす…! 私は… 悪魔に心を売ってでも、あの人を自分のモノにしたいっす!!)
…それは、お城でまたうんこたちのダンスパーティーが開かれている夜のことでした。
モモは、一人こっそり城を抜け出し、島のはずれの暗い森の中へと入っていきました。
その森の奥に棲まう、恐ろしい魔女に会うためでした。
モモ「あの人なら… もしかすると、私を人間にしてくれるかもしれないっす…」ハアハア
モモは一人ランプをかかげ、つたに足を取られたり、オオカミの吠え声におびえたり、コウモリの群れを必死で振り払ったりしながら、暗い森の中を進んでいきました。
その魔女は、何百年も生きていると言われる老婆で、モモは子どもの頃から、あの魔女にだけは会ってはいけないと何度も大人たちから言い聞かされていました。
魔女には5人の部下たち… マヨヒガ、座敷童子、ボンバーマン、大天使、ちょーおっきぃヒト、という恐るべき妖怪たちがいて、来る者を取っては食ってしまっていたのです。
しかし、幸いなことに妖怪たちは皆その時麻雀に興じており、モモは警護をすり抜けて、その魔女の屋敷に入ることができました。
まさに、モモの必死な思い… どうしてももう一度ゆみに会いたいという強い思いがあったからこそ成せる業でした。
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