88:名無しNIPPER[saga]
2016/07/28(木) 01:25:30.19 ID:JSF4qZgp0
相棒「……用心棒」スッ
用心棒「……ん?」
用心棒「……ああ。おうよ……勝ったほうが薪割り、負けたほうが水汲みだ」スッ
二人「じゃーんけーん……」
少年「あ!お風呂の準備なら出来てますよ」
用心棒「ほう?よく気が回るやつだな!」
少年「……手持ち無沙汰で」
用心棒「……お、おう」
相棒「……坊主」
少年「はい!沸かすのもやります、少しだけお待ちを!」ダッ
ガラッ ピシャリ
相棒「……」
相棒「……手ぬぐいは……」キョロキョロ
相棒「!」ヒョイッ
用心棒「ん?どうした?……おい、それは」
相棒「坊主に持たせた……洋式短銃」
用心棒「……俺たちが帰ってきたとはいえ、暴発すりゃ人死が出る凶器を置きっぱなしにして行くとは」
用心棒「あの坊主……気が回るんだか、そそっかしいんだか……」
用心棒「なんにせよ俺たちみたいな仕事は向いてないな」
相棒「……全く」
用心棒「……短銃なんて持たせておいて大丈夫なのか?」
相棒「……」
相棒「……護身用」
用心棒「まあ、そうだが……」
用心棒(……おっと。馬と荷車を外に置きっ放しだった)
用心棒(油商人の追っ手に見つからないとも限らん。裏手の厩に移動しておかなければ……)
用心棒「馬を移動してくる」
相棒「ん」
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