87:名無しNIPPER[saga]
2016/07/28(木) 01:24:39.72 ID:JSF4qZgp0
用心棒「居るか坊主ゥ!」ガラッ
相棒「生きてるか坊主」
少年「ああっ!用心棒さん!相棒さん!よくご無事で……!」
用心棒「は、は、は。俺にかかれば槍使いでさえも……」
用心棒「……何で蓑なんか着てるんだ?」
少年「あ、これは……手持ち無沙汰で、何となく……」
用心棒「……お、おう」
ガパッ
用心棒「よーし、闇商人はちゃんと食料も用意しておいてくれたな」
少年「何で床下に食料保管庫が?」
用心棒「さあな。あいつの用意する家ってのは大概床下に仕掛けがあるんだよな……たぶん闇商人の趣味じゃないか」
少年「ふうん……変わった趣味ですねぇ」
用心棒(……これでとりあえず、食料の不安はないが)
用心棒(――弾薬が残り少ないな……剣士と槍使いに散々使わされてしまったからな……)
用心棒(隠れ家を出て調達するわけにもいかん……どうしたものか……)
少年(……用心棒さんは何だか難しそうな顔をして考え込んでしまったな)
少年(そういえば、相棒さんは……)クルッ
相棒「……」キョロキョロ
少年「?どうされました?」
相棒「……風呂……」
少年「お風呂ですか?」
少年(改めて見れば相棒さんは、至近距離で爆裂弾が爆発したかのようにススだらけだった)
少年「向こうにありましたよ。この廊下の突き当たりに」
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