58:名無しNIPPER[saga]
2016/05/06(金) 20:05:17.89 ID:/VWLkDYp0
槍使い「しかし……そいつらが怖いというそれだけの理由で……」ゴゴゴゴゴ
部下丙「……?」
槍使い「私を夜中に呼びつけ、こき使うとは!」ビュンッ
部下丙「ヒイッ!?」
槍使い「この!私は!人束いくらの浪人とは違うのだ!」ブンッ
槍使い「日々人の暮らすそれならざる世界より形なき文を受けその内容のすべてを代行者としてこの世へ生み出す宿命を神仏すら超越する大いなる存在より受けた人であって人ではない私を個人の恐怖心を由に軽々しく呼びつけるなど許されんのだぁああ!」ビューンビューンビューン
部下丙「わ、わかりました!わかりましたから、落ち着いてください!」
槍使い「……」ピタッ
部下丙(……本当に落ち着いた?)
槍使い「……おい、下郎ども……今すぐ、砲撃班に加勢しに向かえ」
部下甲「え?」
部下乙「へ?」
部下丙「な、なぜです?」
槍使い「……砲撃班が、奴らの片割れに襲撃される」
部下甲「ええっ!?奴ら、もう死んだのでは!?」
部下乙「たとえ襲撃が行われるにしても……片割れということは、一人でしょう?」
部下丙「たった一人なら、砲手たちと、さっき伝令に向かった部下丁で充分に始末できるのでは?」
槍使い「無理だ。襲撃者は女だが、砲撃班は撫で斬りにされる」
部下達「「「!?」」」
部下甲「や、槍使いさん!そんなこと起こるわけが……縁起でもない!」
槍使い「……『視えた』んだよ」
部下達「「「……?……」」」
槍使い「とっとと行け。今私は気が立ってるんだ」
槍使い「二度同じことを言うくらいなら、手前らを全員この槍の錆にするぞ!」
部下達「「「今すぐ向かいますっ!」」」ピュー
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