用心棒「派手にいくぜ」
1- 20
59:名無しNIPPER[saga]
2016/05/06(金) 20:06:27.86 ID:/VWLkDYp0

槍使い(……面倒だが、もう一人は私が相手せざるをえないな)

槍使い(もうあの宿屋から脱出し、攻撃を仕掛けてきてもいいことだが……)

槍使い(……!)


――――――――

――――

――


 ズドンッ!

槍使い『ぐっ!?』ガクッ

槍使い『う、撃たれ……あ、あそこの木の裏からか……!』ジャキッ

 ……ザッ

用心棒『……お前が〈槍使い〉か』

槍使い『……〈用心棒〉……』スック

用心棒『クックック……無茶するな。傷が広がるぞ……』ジャキッ

槍使い〈――短銃だと!?〉

 ズドンッ!


――

――――

――――――――


槍使い(……『視えた』)

槍使い(浪人とはいえ武士だろうに、短銃とは……)ジャキッ

槍使い「……まあ、外道はお互い様だな」ボソリ

槍使い「そこだ、短銃使い!」ビュンッ!

 ジャララララララララ…

用心棒「何ッ!?くっ!」ゴロゴロッ

 バキャアッ!

槍使い「……避けたか。中々の身のこなしだ」


用心棒(何故だ……完璧に気配を消していたはずなのに、見つかるとは……)

用心棒(――それよりも……あの槍は、一体何だ?)

用心棒(柄と穂先が鎖で繋がっている……なるほど、鎖鎌のようにも使える仕掛けか)

用心棒(夜闇で遠くが狙えず弱体化している短銃が相手なら、引けを取らぬ得物……)

用心棒(いや、発射炎で現在位置を露呈する短銃より強力か――?)


槍使い「……フッフッフッフッフ。思ったより私を楽しませてくれるようだな」

槍使い「だが、それだけだ。どうあがいても私に勝つことなどできんぞ……」

槍使い「――私には全てが『視える』!」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
256Res/228.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice