51:名無しNIPPER[saga]
2016/04/21(木) 20:29:23.14 ID:afyGBDLB0
その頃 江戸
油商人の館
油商人「まさか、あの剣士が負けるとは……」
油商人「『あの武士の一家の生き残りが、用心棒を雇って油商人様を殺そうとしている』と知らせてきたのも、奴なのに……」
油商人「……用心棒というやつは、そこまで強いのだろうか?」
武士「クックック……恐れることはありません油商人様。剣士は近衛四天王の中でも最弱……」
武士「剣士を打ち負かしたとしても……槍使いや大男を倒すことは、思いもよらないでしょう」
武士「……俺が相手なら、俺を楽しませることもできないだろう……はあ……」ポツリ
油商人「……そうか?まあ、現に奴は江戸から逃げ出しているしな……」
大男「う、う……つぎは、おでが、いく」
大男「……おでが、そいつ、ころす」
油商人「……フッフフフ。こっちも気合充分だな」
油商人「そうだ、恐れることはないのだ……私は日の本の明かりの全てを統べる油商人……!」
油商人「だが大男。お前に次鋒を任せることはできんな」
大男「う……?」
油商人「既に槍使いが奴の後を追っている。奴が宿で休んでいるなら、そろそろ追いつくはずだ……」
油商人「フッフフフ……用心棒、私に牙を剥こうとて、そうはいかんぞ……!」
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