103:名無しNIPPER[saga]
2016/10/09(日) 16:14:27.06 ID:L2WaXWO80
用心棒(……実のところ、この手土産は有難い……が……)
用心棒(……こいつは何を言っているんだ?)
用心棒(何か勘違いしているのか……それとも……)
用心棒(……俺でも見抜けていないことを見抜いているのか)
用心棒(とりあえず、無邪気に喜んでおいて損はないか……)
用心棒『いや、必要ですよ。すごく必要でした。全く有難い差し入れですな。有り難く頂きましょう』
用心棒『……ただし油商人暗殺を引き受けるかは別問題ですよ』
覆面の男『……ンフ。もちろんだ。フッフフフ……』
覆面の男『では私は失礼する。私が居座っていて都合の良いことはないしな……』
用心棒『……』
ドスドス ガサゴソ スタスタ ガラッ
覆面の男『ではまた』
用心棒『……今度はこちらから伺いますよ』
覆面の男『!……左様か。フフフフフ……』
覆面の男『楽しみにしている』
ピシャリ
<スボッ スボッ スボッ…
用心棒『……とは……言ったが』
用心棒『奴は一体……』
相棒『……用心棒』
用心棒『何だ?』
相棒『あいつ、どこかで……会ったことがない……?』
用心棒『……いや……俺は知らないと思うが。まさかとは思うが、お前の剣道場時代の先輩とかじゃあないのか?』
相棒『……気のせいかも……しれないけれど』
用心棒『……チッ……とことん得体の知れない奴だぜ……』
256Res/228.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20