102:名無しNIPPER[saga]
2016/10/09(日) 16:13:28.99 ID:L2WaXWO80
用心棒『……嫌ですな、〈なにがし〉殿。お待ちいただきたい、と申し上げたはずですが……』
覆面の男『ふむ。私は待つとは一言も申していないが……や、申し訳ない』
覆面の男『裏の世界を生きている用心棒殿の暮らしがどのようなものか伺いたく……気持ちがはやってな』
用心棒(適当なこと言いやがって……クソッ)
用心棒(不気味なヤツだ。こういう何を考えているのかわからない奴が一番手に負えない)
用心棒(こいつに坊主の存在を察知されるのは危険だぜ……)
覆面の男『まあそう怖い顔をしないでいただきたいな……この手土産を差し上げよう。機嫌を取っていると受け取ってもらって構わない』スッ
用心棒『……』パシッ
用心棒『開けても?』
覆面の男『どうぞ』
用心棒『……』ゴソゴソ
用心棒『……!これは!』
覆面の男『コ式短銃の弾と玉薬……それに脇差やら匕首やらもかき集めて詰めてある』
覆面の男『……だが……』
覆面の男『……不必要だったかもしれないな?』
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