82: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/04/03(日) 22:59:03.77 ID:JvmSDeLco
「あの子たちと、距離をとったんだって?」
にこ「え?」
「春休み前まで仲良かったあの三人。クラスが変わったからっていうのもあるんだろうけど、それにしても極端じゃない?」
にこ「それ、は……」
「……矢澤さんの中には、あったんじゃないの?」
にこ「え?」
「あの関係を断ち切ってでも、作りたい関係が。あったんじゃないの?」
にこ「なんで、それ……」
「あ、本当にそうなんだ。カマかけてみるものね」クスクス
にこ「…………」
「怒らないでよ。別に馬鹿にしてるわけじゃないわ」
「ただ、今の矢澤さんを見てると、なにがしたいのかわからないんだもん」
にこ「なっ、」
「ねえ、もう一度聞くわ」
やめて、と言うより早く。
「あなたが私たちを置き去りにしてまで守ってたものは――もう、いいの?」
再度、彼女の言葉が私を射抜く。
「――長居しちゃったわね。お大事に」
手早く荷物をまとめると、彼女は私が返事する前に出て行ってしまった。
にこ「――――」
押し黙るみじめな私をよそに、A-RISEだけが、画面の向こう側で笑顔を振りまいていた。
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