にこ「きっと青春が聞こえる」
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505: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/12/20(火) 01:43:05.18 ID:YNfrPH5eo

 * * * * *

絵里「私たちをアイドル研究部に入れてください」

希「お願いします」

にこ「…………」

 絶句。余りにも意味不明な展開に言葉が出てこなかった。

 約束の時間を少し過ぎたころ、なぜか絵里たちと一緒に花陽と凛もついてきて。

 パソコンでサイトにつないで結果を確認したら――惨敗。

 100位にはほど遠い数字が、私たちにつけられていた。

 正直、わかってた部分はあるけど。それでもショックなことには変わりなくて。

 絵里たちが入部しないって現実がじんわり体に染み渡ろうとしていたところで――その台詞。

にこ「あの、ちょっとなに言ってるか全然わかんないんだけど……」

絵里「たしかにあなたたちは私の出した条件をクリアできなかった」

絵里「だから、私たちが矢澤さんのお願いをきくことはできない」

にこ「うん、そうよね。私の認識、間違ってなかったわよね」

にこ「だったらなんで――」

絵里「だから、よ」

絵里「だから……今度は、私たちからお願い」

絵里「矢澤さんのお願いとか、私の出した条件とか、そんな話はもう一切関係ない」

絵里「自分勝手なのはわかってる。今までの態度も全部謝るわ」

絵里「だから――私と希を、アイドル研究部に入れてください」

にこ「…………」  


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