にこ「きっと青春が聞こえる」
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435: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/10/20(木) 22:59:34.74 ID:DRFjCdkxo

ことり「穂乃果ちゃん」

 私の疑問なんてお構いなしに、ことりちゃんは続ける。

ことり「……えっと、なにから話せばいいのか、うまくまとまらないんだけどね」

ことり「――ごめんね、穂乃果ちゃん」

穂乃果「……なにが?」

海未「私からも謝らせてください。すいませんでした」

穂乃果「だから、なんのこと? わかんないよ」

海未「身勝手だったこと、です」

穂乃果「身勝手……?」

ことり「私たち、自分のことしか考えられてなかったから」

ことり「きっとそのせいで、穂乃果ちゃんに嫌な思い、いっぱいさせたと思う」

ことり「アイドル研究部のことだって、穂乃果ちゃん、本当はやりたくなかったんだよね?」

ことり「だけど、私に付き合ってもらったせいで……」

 悲しそうなことりちゃんの言葉を聞きながら、だけど私は別な人の言葉を再び思い出す。


にこ『ほら、ことりだって必死にやってるわけだし。それが理由でもいいじゃない?』


穂乃果「…………」


 くらいくらい気持ちが、私の顔をうつむかせた。


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