にこ「きっと青春が聞こえる」
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334: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/07/12(火) 22:13:55.55 ID:+lwXNVVgo

海未「――もう、いいでしょうか?」

 言いながら、返事を待つことなく、海未が席を立つ。

 気まずそうな顔をしながら、続く穂乃果。

 良くなんかない。行ってほしくない。

 願いばかりがあふれ出て、だけど、それを彼女らの心に届く言葉に変換する力が、なくて。

 だから。

ことり「私は――やっても、いいです」

海未「なっ!?」

穂乃果「ことりちゃん!?」

 その足を引き留めたのは、その心に届く言葉の持ち主だった。


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