6: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2016/02/24(水) 23:36:01.71 ID:CXQiijtko
ミュウツー『……好きにしろ。私は寝たい』
ジュプトル「ねればいいのに」
ミュウツー『お前たちがいつまでも喋っているから、寝られないんだろうが』
ヨノワール「すみません」
ダゲキ「ごめん」
ジュプトル「なんだよ! じゃあ、かえる」
場違いなほど憤慨した口調でジュプトルが喚いた。
緊張の糸が切れたためか、ひたすら喚き散らしてばかりだ。
ミュウツー『そうしてくれると助かる』
ジュプトル「……ねえ、おれ つかれた」
ダゲキ「うう、ごめんね」
ジュプトル「えっ、いいの、いいの」
今のミュウツーには、安心して浮かれる気持ちも、少しだけ理解できたが。
とはいえ頭も身体も、十分すぎるほど疲れていた。
必死で意識を繋ぎ止めているところだ。
そうしてくれれば、多少とはいえ、たしかに休める。
なのに――。
ミュウツー(……)
なのに、なんとなく惜しい。
なんとなく、もったいない。
もやもやとした不定形の狼狽が、反応を鈍らせた。
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