405: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/09/17(日) 01:00:24.87 ID:IYrmd6hRo
カツラ「知っての通り、リーグ絡みの視察でホドモエに顔を出すことになった」
カツラ「だから、その『ついで』でここまで来たわけだ」
アデク「ホドモエ? あそこで何かあったか?」
カツラ「こっちで、常設のトーナメント施設を作ろうとしとるだろ」
カツラ「わしはその話で来たんだが」
怪訝そうなアデクの反応に、カツラはやや驚いたように答えた。
なんでお前が知らないんだ、と言わんばかりだ。
一方、レンジャーはその話に覚えがあった。
たしかホドモエの冷凍コンテナ区画が再開発される、という話だったように記憶している。
もっとも、『再開発に伴い、現在あそこに定着している個体群をどうするか』という議題として、だったが。
カツラ「地元の実力者に話が来とらんはずないと思うが」
アデク「……ああー……例のなんとかいう施設か、まあな」
アデク「ありゃあヤーコンが進めてる話だから、わしは別に噛んどらん」
ようやく思い当たったとでもいうように、アデクは胡乱に答えた。
あまり興味がなかったらしい。
アロエは、呆れを隠さない視線を彼に向けてから口を開いた。
アロエ「それのことなら、あたしも聞いてるよ」
アロエ「シンオウリーグにも話が行ってる、ってところまでだけど」
アデク「ほう、あいつ本気で全国から引っ張ってくる気なのか」
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