404: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/09/17(日) 00:59:15.07 ID:IYrmd6hRo
意外そうな顔をするアロエに、アデクは笑って返す。
アロエは意外そうに口を「へ」の字に曲げた。
そういうもんかねぇ、と呟いて両手を広げ、カツラに向き直る。
つまり、状況を全く理解できていなかったのはレンジャーだけだった、ということらしい。
アロエ「それで? イッシュくんだりまで何しに来たんだい、あんた」
アロエ「ひとの図書館で騒ぐために、わざわざ来たわけじゃないでしょ」
アロエ「『あんたが誰なのか』も知らない子相手に、何がしたいの」
カツラ「ご挨拶だな」
言葉のわりに、カツラが気分を害しているようには見えない。
気にしていないというよりも、どうでもいいのだろう。
どちらにしても、ぴりぴりした空気が和らぐ気配はなかった。
アロエ「警戒してるだけ」
カツラ「何を警戒するというのだろうか」
アロエ「いろいろとね、こっちにも事情ってもんがあるのさ」
アデク「事情ならわしにもあるぞ」
レンジャー「わ、わた……」
カツラ「なるほど事情か。ならば仕方ない、そういうこともあろう」
輪に入りそびれてしまった。
そもそも入ろうとしたことを後悔しつつあったが。
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