402: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/09/17(日) 00:57:18.25 ID:IYrmd6hRo
レンジャーの誰何に、禿げた男は眉を跳ね上げて意外そうな顔をした。
なぜそんな反応を示すのか、レンジャーには理解できない。
思わずアデクを見ると失笑している。
それだけは読み取れるのだが、何を考えているのかまではわからない。
禿頭の男「ただのしがないポケモントレーナーだ」
アデク「ほーお」
男の言葉に、なぜかアデクがわざとらしく顎をさすった。
面白い冗談でも言われたかのように、ニヤニヤ笑っている。
アデク「『ただのしがないジムリーダー』の間違いではないのか」
レンジャー「……ジム?」
アデク「噴火で吹き飛んだジムはどうなった」
知り合いだったのだろうか。
この男のような風貌のジムリーダーを、イッシュで見た覚えはないが。
アデクの口ぶりはあたかも、たちの悪いジョークにあえて付き合ってあげている、といった様子だ。
禿げた男は唇を尖らせる。
禿頭の男「たしかに、その情報は間違っていない」
禿頭の男「だが少しばかり古いな。ジムはとうに建て直した」
アデク「ははは、知っとるよ」
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