245: ◆/D3JAdPz6s[sage saga]
2017/09/12(火) 00:20:25.40 ID:LI7cZ/eGO
ダゲキが改めてヨノワールを見た。
ダゲキ(ごめんね)
ダゲキ(しんぱい させた)
ヨノワール(あやまらない で、ください)
ヨノワール(ダゲキさんは、わるく ない です)
ダゲキ(ヨノワールも、わるく ないよ)
ヨノワール(わるくない……じゃないです)
ダゲキ(なんで?)
ヨノワール(だ だって、わ、わたしが、あの ぼう……)
言葉が途切れる。
言いたいことを、どう伝えればいいかわからない。
道具は手元にあるのに、使い方がわからない。
材料は十分にあるのに、並べ方が思いつかない。
どうにも申し訳ない気持ちになって、ヨノワールは両手で顔を覆った。
ダゲキは首をかしげ、ミュウツーに話しかけた。
ダゲキ(……なんて いえば、いいの?)
ミュウツー『……“わざとじゃない”?』
ダゲキ(うん)
ダゲキ(ヨノワールは、“わざとじゃない” でしょ)
ヨノワール(え、それは はい、もちろん)
ダゲキ(じゃあ、いいよ)
ヨノワール(……ありがとう ございます)
ダゲキ(へへへ)
照れ臭そうに頭を掻き、ダゲキは身を縮める。
ジュプトルが不満そうに彼の膝を引っ掻き唸った。
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