11: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2016/02/24(水) 23:52:12.54 ID:CXQiijtko
ヨノワール「いままで、ふたりは……だれとも」
ヨノワール「なかよく なかったのです」
ミュウツー『チュリネや、フシデもいただろう』
ヨノワールは首を横に振る。
ヨノワール「それは、ちがいます」
ミュウツー『……』
ヨノワール「チュリネも、フシデにも、だれにも、おなじです」
ヨノワール「とても なかよく……したり、しません」
ヨノワール「いっしょに こまったり、よろこんだり」
ミュウツーは、ヨノワールの発言を反芻する。
言わんとしているところは、わかる気がした。
ヨノワールは瞬きを繰り返した。
巨大な手は開閉を繰り返し、困ったようにこちらを見ている。
ヨノワール「……ごめんなさい」
ヨノワール「もう、うまく いえない です」
ミュウツー『そうか……』
申し訳なさそうに身を縮め、ヨノワールは上目遣いでこちらを見た。
ヨノワール「でも……まえより たのしそう で」
ヨノワール「ずっと げんきです」
ヨノワール「あなたと いる とき、とても そう みえます」
ミュウツー『……へえ』
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