68: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/21(日) 12:38:35.79 ID:7abQ0VEBO
さやか(……やっぱり、あたしは恭介が好きなんだ)
自分の気持ちを再確認したさやかは、ふと、恭介の顔を横目で見てしまった。
さやか「……!」
衝撃を受けた。
冷水を浴びせられたかのような錯覚を感じた。
恭介は泣いていた。
向こうを向いていたが、その頬には涙が流れていた。
曲の良さに感動したというわけではないだろう。
恭介ならそんなこともあるかもしれないが、この場での涙が別の意味を持つことくらい、さやかにもわかる。
そして、さやかは気づいてしまった。
さやか「……」
自分がうじうじと悩んでいる限り、恭介は永遠に救われないのだということに。
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