336: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2017/01/01(日) 11:07:43.69 ID:VvqbIC3bO
ほむら(これだけ繰り返しても、まだ手探りの段階……一体私は、何度繰り返すことになるのでしょうね)
別に途方に暮れているわけではない。
まどかを救うまでは、何度でも時間を巻き戻し続ける。
既にその覚悟はできている。
ほむらも、自分がうまく立ち回れているとは思っていない。
行動にかなり無駄もあるのもわかっている。
それでも、数えるのを諦めるくらいには繰り返してきて、その成果は間違いなくほむらの中に蓄積している。
始めの頃に比べれば、感情に振り回されることもほとんどなくなり、かなり冷静に動けるようになったと自分でも思う。
しかしそんなほむらを嘲笑うかのように、どの時間軸でも、ほむらが予想もしないことが起こり続けるのだ。
それだけ世界に無数の可能性が存在する……ということなのだろうか。
先は長い。
まだまだ終わりは見えない。
だが、そんな途方もない可能性は、逆にほむらの希望でもある。
それほど可能性が無数に存在するのなら、ワルプルギスの夜を倒せる可能性も、きっとどこかに存在するからだ。
いつか、ほむらが全ての可能性を埋め尽くし、その全てを把握することができれば──
そのときこそ、まどかを救うことができるだろう。
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