335: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2017/01/01(日) 11:06:30.01 ID:VvqbIC3bO
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ほむら「……」
そのとき、ほむらはパトロール中であった。
魔力の反応を探りながら、街を塗りつぶすように効率よく歩いていく。
もちろんグリーフシードのためでもあるが、ほむらが魔女を倒すことで、間接的にさやかの負担を減らすという目的が大きい。
ほむら(今のところ、さやかの様子は概ね予想通り。このままのペースなら、なんとか……)
このまま現状を維持できれば、杏子とふたりでワルプルギスの夜に挑むことができる。
結局、この時間軸ではそれがベストであり、逆に言えば、それ以上の状況を作り上げることは不可能だった。
もし、ほむらと杏子のふたりでワルプルギスの夜と戦ってみて、それでとても勝ち目がないようなら、この時間軸は始めから詰んでいたということになる。
しかしそうなったときは、ほむらが満たさなければならない条件を知ることができたという意味で、前進と言えるだろう。
いずれにせよ、試してみるしかないのだ。
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