ほむら「巴マミがいない世界」
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325: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/11/03(木) 11:43:46.38 ID:54+uGDlMO
『なぜ、契約を止めなかったのか』

そう言いたかったのだろうが、その先の言葉は出てこなかった。
当然だ、杏子もわかっているのだろう。

しかし、ほむらはあえて指摘した。

ほむら「言っておくけれど、彼女が契約した要因の大部分は、あなたが占めているわよ」

杏子「……っ!」

だから、言えない。
最も責めるべきは、杏子自身なのだから。

杏子「わかってるよ……くそっ!」

そう言い捨て、うなだれる杏子。

後悔しているのだろうか。
だが、ほむらはそんな杏子を見ても、もはや何も思わなかった。

──どうせ、次の時間軸では忘れている。


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