270: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/05/18(水) 18:11:07.30 ID:19PX2CMeO
***
次の日、さやかは学校に登校した。
仁美に、伝えなければならないことがあった。
まどか「さやかちゃん、おはよう」
さやか「おはよう、まどか」
さやか(……そう言えば)
まどかの顔を見て、さやかは一昨日のことを思い出した。
自分に余裕がなくなっていたことを、改めて思い知らされる。
さやか「一昨日、あの後大丈夫だった? ごめんね、全部押し付けちゃって……」
まどか「ううん、いいよ。わたしは倒れた人たちの発見者ってことで大したことしてないし。むしろ大変だったのは、色々聞かれてた仁美ちゃんの方じゃないかな」
さやか「そうだよね。仁美は魔女を知らないわけだから何も説明できないだろうし、そもそも何も覚えてないだろうし……」
まどか「うん。結局、集団催眠とかそういうのじゃないかってことになったみたい」
さやか「ふぅん……」
まぁそんなところだろう。
いくら警察でも、魔女の存在を知っているとは思えない。
真実を知っているのは、さやかとまどかだけということだ。
460Res/310.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20