172: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/03/07(月) 20:01:01.77 ID:3+8IoRcGO
ほむら「……そうね、あなたにはわからないでしょうね」
ほむらの言葉に、キュゥべえはやっと合点がいったような口調で呟いた。
QB「やはり、感情というものなのかい? 厄介なものだね。僕たちには、まだまだ理解できそうにないよ」
ほむら「……」
キュゥべえがこんな調子なのはいつものことだ。
感情がない相手に振り回されても仕方がない。
やはりキュゥべえを出し抜くには、感情を利用するのが一番なのだろうか。
しかし、それこそ理屈で測れないのが人の感情というものだ。
利用しようと思って利用できるものではない。
ほむらは、一旦頭を切り替えた。
ほむら「あなたがいるなら丁度いいわ。美樹さやかのこと、任せたわよ」
さすがに気絶した少女を路上に放置するのは気が引けたが、キュゥべえがいるのならまぁいいだろう。
QB「僕に戦闘能力はないよ?」
ほむら「いいのよ、さやかもそろそろ目を覚ますことでしょう」
さやかに見つかり、余計な勘繰りはされたくない。
ほむらは、歩いてその場を後にした。
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