163: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/03/04(金) 23:00:43.76 ID:sBYU6ntzO
しかし、やはり戦局は変わらない。
杏子はさやかを攻め立てながら、降参を促す。
杏子「いい加減にしろ。 お前がどれだけあたしに勝ちたいかはよくわかったが、今はどうしようもねーだろ。ここは退いとけよ!」
さやか「……!」
これまでは半ば無表情だったさやかの表情に、変化が見られた。
さやか「黙れ、あんたなんかにはわかんないわよ!」
杏子「……なんだと?」
さやか「せっかく魔法少女になったのに、その力をそんな風にしか使えないなんて……どうせあんたなんて、自分のためだけに魔法少女になったんでしょ!?」
さやかの言葉が、杏子に突き刺さった。
杏子「てめえ……ッ!!」
瞬間、杏子は我を忘れた。
手加減を忘れ、全力でさやかに攻撃を叩き込む。
杏子(しまっ……)
あわてて槍を引こうとしたが、もう手遅れだった。
ザクゥッ
槍は、さやかの腹部に直撃した。
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