61:8/13(お題:ケサランパサラン) ◆FLVUV.9phY[saga]
2016/02/21(日) 15:21:47.96 ID:MYDjQQS+o
なるほど。
捕まえるというのはまぁいい。しかし問題がある。
「で、俺はどうやってツチノコを見つければいいんだ?」
そう、現実世界においてツチノコとはUMAであるのだ。
UMA、Unidentified Mysterious Animalの略で日本語で言えば未確認生物。
ビックフット、雪男、ネッシー、モケーレムベンベ等々、世界中のいたるところに伝わったり伝わらなかった
りする幻の生き物たちのことであり、ケサランパサランもツチノコも同じようにコレに属する。
ちなみに本人は妖精と言い張っているがケサランパサランは純和風なので、実際には妖怪だと俺は思う。
「そんなの見ればわかるわよ! あたしのことが見えてるのにツチノコが見えない道理があると思うの?」
「うぅん、言われてみれば、その通りのような、それとこれとは話が別な気もするような……」
「大丈夫、普通に見えるわよ! あんたはそこんじょそこらの一般人とは違うって!」
「いあ、俺は普通でいいんだけど、というか普通でいたいんだけど……」
「何でもいいわよ! ツチノコを退治してくれたらなんだって!」
「退治つったってなぁ、小さいんならまだしも、ケサ子を丸呑みするくらいにはデカいんでしょ?」
「あたしが感じたのは……」
言い淀んでから、大きく手のひらをぐわぁと広げる。
「こんのくらいよ、こんのくらい!」
「ほぉ、全然分からん。ちょっと待っててくれっか」
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