文才ないけど小説かく 7
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59:6/13(お題:ケサランパサラン) ◆FLVUV.9phY[saga]
2016/02/21(日) 15:20:28.35 ID:MYDjQQS+o

 小人さんは歯をむき出しにして怒りを表したご様子だった。

「まぁ、取りあえず今までのことは水に流そう?」
「い・や・よ!」

「そりゃないぜ。取りあえず自己紹介しよう、な?」
「あたしのことくらい知ってなさいよね!」

「なんツー理不尽な……、俺は山ノ辺那月(やまのべ なつき)」
「そう、ふーん。山ノ辺、それとも那月?」

「どっちでも好きに呼んでくれ。でそっちは?」
「あたし? んー、どしよっかな」

「いや、まぁ名乗りたくないならいいけどその場合、『おい』とか『お前』とか『小さいの』とか呼ぶよ?」
「名乗るわよ、名乗ればいいんでしょう!? あたしはケセランパセランよ」

「ケサランパサランって、あのUMAか?」
「ユーマじゃないわよ、妖精よ!」

「ほー、そうなんだ。んじゃケサ子な」
「ん、んなー!? ケサ子って、ケサ子ぉ!?」

「なんだよ、不満か?」
「あたしはケサランパサランだって言ったじゃない!」

「だってケサランパサランってなげーじゃん。だから縮めてケサ子」
「子はどっから出てきたのよぉ!?」



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