文才ないけど小説かく 7
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204:ななしのラムネ様(お題:ななし・ラムネ) 8/9[saga]
2016/07/01(金) 00:13:48.01 ID:Uf2E1B1ho

「え?」
 聞き返す私を、面白そうに見つめる彼女。
 蝉の声が、クラスメイト達の声が、風の音が、遠くなる。
 言葉を何度か咀嚼して。
以下略 AAS



205:ななしのラムネ様(お題:ななし・ラムネ) 9/9[saga]
2016/07/01(金) 00:14:17.62 ID:Uf2E1B1ho

「――そう、なんだ」

 それでも、平気な顔を保てたのは。

以下略 AAS



206:ななしのラムネ様(お題:ななし・ラムネ) 10/9[saga]
2016/07/01(金) 00:14:43.31 ID:Uf2E1B1ho
以上、投下終了です


207:名無しNIPPER[sage]
2016/07/01(金) 02:49:07.50 ID:3LWxxECj0
転載しておきました
text-poi.net

たぶんこれで問題ないはず


208:名無しNIPPER[sage]
2016/07/01(金) 03:09:38.22 ID:8YPCvVC8O
感想は投票期間になってからかな?


209:何事もなき夏の出来事(お題:ラムネ)0/8[sage]
2016/07/03(日) 22:14:24.81 ID:vx65kHWzo
8レス投下します
連投規制とかあるかもしれないので、しばらく投下されなかったら虫してください


210:何事もなき夏の出来事(お題:ラムネ)1/8[sage]
2016/07/03(日) 22:14:58.80 ID:vx65kHWzo
 夏の日暮れどき、縁側の網戸に丸々としたカナブンがとまっていた。居間で兄と夏休みの宿題をやっていた僕
はちゃぶ台に肘をつきながら、西日に照らされたカナブンの陰影をじっと眺めていた。隣の空き地から虫の鳴く
のが聞こえる。風が吹くと、青っぽい湿った匂いがした。目の前には絵日記が広げられているが、日付以外は真
っ白なままだ。かれこれ三日、日記をなまけている。絵にしろ文にしろ、何も書くことが思いつかなかった。
「夏祭り兄ちゃんと行っていい?」
以下略 AAS



211:何事もなき夏の出来事(お題:ラムネ)2/8[sage]
2016/07/03(日) 22:15:29.63 ID:vx65kHWzo
姉の話し声が聞こえてきた。「かわいい子だったわね」
 僕はすっかり嬉しくなって、母親のところへ走って行った。それから荷物持ちを手伝って、夕飯を食べてる間
「今日の料理はウマイなぁ」等と言ったりした。テレビもいつもより面白かった。
   +
 それから夏休みの間、僕は山岸の家に遊びにいくことばかり考えた。しかしそれが実現することはなかった。
以下略 AAS



212:何事もなき夏の出来事(お題:ラムネ)3/8[sage]
2016/07/03(日) 22:16:25.64 ID:vx65kHWzo
槽の中を狭そうに泳いでいる。一緒に入れていた金魚をみんな食べてしまった奴だ。だからこれ以上の犠牲を生
むわけにはいかない。
 仕方がないので黙って畳の上に仰向けになって寝転んだりブリッジしたりしていると、兄が勉強道具をしまい
出した。
「よし、じゃあ行こうぜ」
以下略 AAS



213:何事もなき夏の出来事(お題:ラムネ)4/8[sage]
2016/07/03(日) 22:17:05.72 ID:vx65kHWzo
 と兄はボロボロに擦り切れた帆布の財布を手渡して四人の輪の中に入って行ってしまった。その時ちょうど、
前のカップルが買い物を終えた。仕方がないので、僕は一人で焼き鳥を注文しなくてはならなかった。店員のお
じさんは肌が真っ黒で、顔は汗でびっしょりだった。
「ボウズ」とおじさんは言った。「ボウズ」なんて呼ばれたのは初めてかもしれなかった。「どれがいい? い
まこれが焼きたてで、ウマいよ」
以下略 AAS



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