勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」後編
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333:名無しNIPPER[saga]
2016/08/06(土) 16:37:20.50 ID:AsT68X2i0
勇者「勝った……」
魔王の息の根が完全に止まっているのを確認して、勇者は呆然と呟いた。
ふと気が付くと、戦士が勇者のすぐ隣まで歩み寄って来ていた。
そしてそのまま、二人はお互いの体を抱きしめあう。
勇者「は、はは……勝てた。魔王に実力で勝てた。やべえよ、なんか俺すっげえ震えちゃってる」
戦士「うん…うん…! やったな、勇者。私達、やったんだ」
しばしそうして喜びに打ち震えていた二人だったが、我に返ってぱっと体を離した。
カツーン――――――……………
どこかから、足音が聞こえる。
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