勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」後編
1- 20
265:名無しNIPPER[sage saga]
2016/06/26(日) 19:16:29.30 ID:Trw4ei5x0



 走った。

 ただただ走った。

 何かから逃げ出すために。

 何から?

 決まっている。

 あのおぞましい光景からだ。

 直視するのも憚られる現実から、少しでも距離を取るために走った。

 あれはただの夢だったんだと、何かの間違いなんだと、そう自分に言い聞かせ続けた。

 ――――そうであってほしいと、願い続けた。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
758Res/394.23 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice