ほむら「幸せに満ち足りた、世界」2.5(まど☆マギ×禁書)
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幸福咲乱
◆5sHeUtvTRc
[saga]
2016/01/03(日) 12:59:48.80 ID:FQv2s0UF0
「上条君」
「はい」
遥香が、そんな恭介を正面から見て声をかけた。
「上条君、
私がクラシックだと姉さんにかなわないからジャズを始めた、
って思った?」
「え? えっと………」
「ふふっ、正直ね。ま、そういう所が全然ないとは言わない」
「………」
「このお店、父と母の青春の場所なんですって」
「じゃあ、この店に二人で?」
「そうみたい。
もう随分昔の事ね、私もピアノで煮詰まってた時、
察してくれたのか、父が私をここに連れて来てくれた。
麻疹、お蔭で大分良くなったわ」
「そうですか」
「大体、この間聞いたでしょう。
ジャンルを変えたぐらいでどうこう出来る人じゃないって」
ついっと遥香が視線を向けた先では、
二人に背を向ける形で、可奈多がマスターと立ち話をしている。
確かに、それだけでも圧倒的なオーラが伝わってくるのだから仕方がない。
そのマスターが、ボックス席に近づいてきた。
「上条恭介君」
「はい」
「見せたいものがあるんだけど」
遥香が小さく頷き、恭介は立ち上がる。
マスターに付き合い、店内の一角に移動する。
そこで渡されたものは、恭介にとっては馴染み深いケースだった。
マスターの視線を追うと、そこには写真立て。
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