ほむら「幸せに満ち足りた、世界」2.5(まど☆マギ×禁書)
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74:幸福咲乱 ◆5sHeUtvTRc[saga]
2016/08/19(金) 01:51:44.80 ID:PL2otzEv0

「本当はもっと穏便に話を進める予定でしたし、
そちらと事を構えるつもりもなかったのですが、
全てこちらの不手際で騒ぎを大きくしてしまって、
本当に申し訳ありません」

プイッ
ギロッ

千里が頭を下げ、そっぽを向いた亜里紗もそれに倣う。

「それで、その、元々の調査の目的はどうなったのかしら?」

ほむらが尋ねた。

「音楽を通じた友人だと言う事が分かりました。
それだけの事です。彼には他に付き合っている人もいるみたいですし、
それが分かって引き上げる所だったのですが、本当にすいませんでした」
「この事は、そちらの副長さんやリーダーは知ってるの?」

頭を下げる千里にマミが尋ねる。

「いえ、知りません。全て私の一存です。
アリサにも無理を言ってついて来てもらいました」
「格好つけるなっつーの」

千里の言葉に亜里紗が毒づく。
しかし、マミと杏子がチラッと見たところ、その脚は震えを帯びている。
まず、本人の言葉がどこまで信用されるか、と言う事もあるし、
魔法少女が他所の縄張りで変身しての暴力沙汰となると、
それ相応の目に遭わされても文句は言えない。

「あー、めんどいから言っておくけど、
あの坊やの彼女ってこいつだから」

親指で指しての杏子の言葉に、千里と亜里紗の首がぐるーりと動く。


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