ほむら「幸せに満ち足りた、世界」2.5(まど☆マギ×禁書)
1- 20
57:幸福咲乱 ◆5sHeUtvTRc[saga]
2016/03/12(土) 03:46:33.12 ID:UcxQ0O8D0

「そう。もう一度聞くけど、ハルカ会長とはどういう関係?」
「どういう、って、ハルカさんとの関係って………」

次の瞬間、やはりマント姿だった千里の右腕が、びゅうんっと右手に振られていた。
そして、その右手には、拳銃が握られている。

「それって………」
「ああ、玩具よ。
ごめんなさい、少々苛立ってたみたい。
だから、これが本物だ、と言うぐらいのつもりで返答して」
「あー、上条恭介君」

そそそっと近づいていた亜里沙が、恭介の肩をぽんと叩く。

「早めに全部ゲロッた方がいいよ。
アタシも結構大概だけど、この件に関してだけは、
チサトがキレたらアタシの百倍怖いから」
「ハルカさんの事?」

恭介の改めての問いに、拳銃をだらんと下げた千里が頷く。

「さっきも言ったけど、最初に会ったのは見滝原中学校のジャズ同好会で。
ハルカさんは尊敬するピアニストの妹さんで、
ハルカさん自身も尊敬に値する演奏者。
僕も、ヴァイオリンやっててジャズも少し齧ってるから、
その事で何回か会ったり演奏した事はある」

「音楽関係の付き合いって事?」

恭介の返答に、千里が聞き返す。

「うん」
「あの人の事を、魅力的な先輩だと思う?」
「うん。素晴らしいピアノを弾いて、
それであんなに綺麗でしっかりした人だから、尊敬してる」

その返答を聞き、千里は天を仰ぐ。
千里自身経験豊富、と言う訳では決してないが、これは、素直過ぎる。
何か、想像以上に単純過ぎる事が、千里にも段々と分かって来ていた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
237Res/255.26 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice