ほむら「幸せに満ち足りた、世界」2.5(まど☆マギ×禁書)
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36:幸福咲乱 ◆5sHeUtvTRc[saga]
2016/01/24(日) 03:50:16.61 ID:xNl9Ab8c0

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「んー」

夜、志筑仁美は、天蓋つきのベッドの上で枕を抱いて幸せに浸っていた。
今日一日でたっぷりと焼き付けた、
恋愛乙女アイを通した恭介の爽やかな笑顔を何度でも思い返す。
まあ、恭介の事だ、水着を口に出して褒めてくれたのは
デートの常識に従った様な気がしないでもない。

それでも、仁美としては相当に思い切った、
購入時には躊躇したものを敢えてあの場で選択したぐらいには
ちょっとした冒険に踏み切った甲斐があった、あった筈。
はしたなかろうとさやかさんと研究した雑誌の
殿方とはそういうものですものキャーキャーキャーと確信する。

そうやってプールで一緒に遊んで一緒におやつを食べて帰路を共にし、
自宅近くで唇をキャーキャーキャー
今日一日、仁美をエスコートした恭介は実に優しく、
丸で若き賢者の如く紳士的なふるまいだった、仁美はそう記憶していた。

とにもかくにも、その想い人のジェントルな振る舞い爽やかな笑顔、
放っておいても勝手に思い浮かぶその度に、
仁美は頭の中でキャーキャー叫びながら
枕を抱いてスペースたっぷりなベッドの上を転げまわる。
安眠は、もう少々先の事らしい。


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