ほむら「幸せに満ち足りた、世界」2.5(まど☆マギ×禁書)
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幸福咲乱
◆5sHeUtvTRc
[saga]
2016/01/24(日) 03:45:10.79 ID:xNl9Ab8c0
× ×
「ふーっ」
よく眠れそうだ。
心地よい疲れと共に床に就いた上条恭介が、実感する。
確かに時間的には厳しい事になったが、それでも、
久しぶりに親しい相手と外で思い切り遊んで、それから力いっぱい弾き込んだ。
精神的に、随分楽になったと思う。
そんなお相手、志筑仁美の事は心から愛しく思う。
いかにもお嬢様らしくお上品でおっとりした所があって、
それが素直さであり、凄く優しい女の子である事を恭介は知っている。
そして、最近は自分でも少々自覚出来るぐらいヴァイオリン馬鹿の不器用者な、
ちょっと女の子相手には難があるらしい恭介の事を心から思ってくれている。
幼馴染の美樹さやか、と言う、少々微妙なファクターも存在するが、
それも又、仁美ともさやかとも今の所は織り込み済みの楽しい関係。
今日も、仁美の事は、一人の女の子として見て、
一緒にいて可愛らしいと素直に思った。
こうして相手が恭介だと公然となる迄は、
誠実な仁美は頻繁たるラブレターのお相手に悩んでいた、
と言う状態が生じたのも無理からぬ事だと。
今日の、プライベートの仁美は可愛かった。
蕾が綻ぶ様な可憐な笑顔。美少女の部類と言ってもいいクラスメイトの水着姿。
この年頃の男子であれば、それだけでも十分にハートを直撃出来る。
それは恭介とて例外ではない。このヴァイオリン馬鹿も、
もちろんその辺の人並みの感性は持ち合わせている。
楽しい一日の脳内メモリーを稼働させる。
思い出シアターを脳内上映していた恭介は、
その幕が下りるまでに、ギンギンに目が冴えてむくりと身を起こしていた。
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