ほむら「幸せに満ち足りた、世界」2.5(まど☆マギ×禁書)
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33:幸福咲乱 ◆5sHeUtvTRc[saga]
2016/01/24(日) 03:36:02.15 ID:xNl9Ab8c0

「んー、美樹さんがそれでいいって言うならいいけど」
「はい。もし、もう駄目だーってなったら
マミさんの胸で泣かせてもらいますから」
「そうして頂戴、そのぐらいの事はさせてあげるから」

「ごっつぁんです。その胸で泣かせてもらうとか、
マミさん周りの男子なんか血の涙で羨ましがるでしょうねー」
「美樹さんっ」
「おっとぉーっ出番だ。まどかヒューヒュー」
「ウェヒヒヒ」

ぱあんとまどかにハイタッチしてステージに立ったさやかが、
実に諦め悪く執念深く極まった乙女の歌で元気よく盛り上がる。

 ×     ×

暁美ほむらが、
鯵の握りを逆さにして、ちょいと醤油をつけてからぱくりと口にする。

「はい、岩牡蠣お待ちっ」

少し珍しい岩牡蠣のいいのが入ったと言う事で、
両親と共に、お勧めのままに軍艦の塩酢橘でいただく。
成程、その言葉は知らなくとも馥郁たる味わいは分かる。
今日は、午前中から旧友の鹿目まどか、美樹さやかとショッピングを楽しんでから、
両親と合流して寿司屋の小上がりで夕食を共にしていた。

「すまないな、なかなか仕事の目途がつかなくて」
「うん。ご苦労様」
「おお」

本来、見滝原での転校直後に同居する筈が、
父親の仕事の事情の急変で未だにほむらは一人暮らしを続けている。
この寿司屋は見滝原への引っ越しが決まった頃に一度見つけて来た所ではあるが、
久しぶりの家族の夕食を些か張り込んだのも、その辺の心苦しさもあったりしたり。
そんな父親に、ほむらも瓶ビールをお酌して気持ちを示す。


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