ほむら「幸せに満ち足りた、世界」2.5(まど☆マギ×禁書)
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幸福咲乱
◆5sHeUtvTRc
[saga]
2016/01/23(土) 04:11:39.83 ID:omF0MHMp0
「おりこーっ、見つかったかーい?」
「ええー、大丈夫。
それじゃあ、有難うございました」
「ありがとー」
織莉子が相変わらず気品溢れる微笑みと共に踵を返し、
友人の呉キリカ、間宮えりかが待つ方向に歩き出す。
その織莉子に手を引かれたゆまは恭介ににこにこ手を振っていた。
× ×
キャッキャッアハハハ
連れが遊んでいるプールのプールサイドで一休みする美国織莉子は、
銀色がかった白い水着姿でビーチチェアに身を横たえ、
カップに入ったドリンクのストローに口をつけていた。
そして、サングラスをちょっとずらすと着信した携帯に出る。
「もしもし、そっちはどうだい?」
「ええ、楽しんでるわ。
そちらこそモモさんの具合は?」
「ああー、残念がってるよ、この分だと大丈夫だろ」
「それは何よりです」
「悪いな、チケット手に入って
こっちで行く予定がモモは熱出してあっちの爺さんも腰やっちまって」
「お大事に」
「おーい、織莉子ーっ」
「おりこー」
「織莉子さーんっ」
「はーい」
電話を切って、んーっ、と、体を伸ばした所で一斉にお呼びがかかる。
織莉子がすくっと立ち上がり、改めて体を伸ばすと
目の前のプールを中心に少なからず視線がそちらに集まる。
一部のカップルに於いて女性が男性の頭を水に沈めていた。
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